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スローライフコラム その6

 

さくら貝ひろい

〜富来町・増穂ヶ浦にて〜

これがさくら貝!
さくら貝拾いで賑わう砂浜
さくら貝拾い1
さくら貝拾い2
砂浜に散らばる貝殻
増穂ヶ浦
 
 

8/22日曜日、曇り。
東京から来た友達と一緒に富来町の増穂ヶ浦海岸へでかけました。
能登半島でもここでしか見つからないという、『さくら貝』を探しに。

増穂ヶ浦には何度か行ったことがあります。荒々しい日本海の表情が十分みられる能登半島の西海岸にあって、ここは別世界です。ちょうど入り組んだ湾の中にカーブを描いてひろがる砂浜。穏やかな波が打ち寄せています。
海は透明度が高く、しっかりとした砂の感触で、足だけ海水浴をしましたがとっても気持ちよかったです。
晴れている日だと、海の美しさもぐっとますことだろうと、海を眺めました。

車を泊めて最初に降り立った場所はメインの海水浴場と逆側の場所だったため、人はちらほらといる程度でした。ちょうどそこには“世界一長いベンチ”と言われるものがあり、増穂ヶ浦の砂浜を見下ろすちょっと小高い場所になが〜いベンチが横たわっています。
その辺りの砂浜で一緒に行った友達と”さくら貝”なるものを探し始めました。

増穂ヶ浦にはさくら貝だけではなく、様々なかたちや大きさのきれいな貝がたくさん落ちていました。あ、これさくら貝だよ!と私たちが勝手にさくら貝と思い込んでいたものを集めていました。
周りのも家族連れがちらほら、貝を拾っています。
少し拾って満足した私たち。私は貝を持っていたハンカチにそっとつつみカバンの中へ。友達はちょうどカメラのフィルムの空容器があったのでその中へ。

そして待ち合わせしていた富来在住の知り合いと合流。
私たちの今までのさくら貝拾いの成果を見せるものの、なんとそれはさくら貝ではないとのこと。軽いショックを受ける私たちはさくら貝拾いに再チャレンジ!

富来人が、人があまりいない穴場スポットに連れて行ってくれました。
さくら貝とは本来、冬の時期に波に打ち寄せられてあがってくるものだそうです。
雪が降った時などは、雪の上に散らばっているとか。
海からの風も強く、どんよりした鉛色の雲が広がる日本海の冬を想像しながらも、雪の上に散らばるさくら貝に思いを馳せ、冬に来るぞ!とさっそく決意。
それでも、夏の海水浴客等に踏みつぶされるも、よく探せば夏でもかたちの整ったさくら貝は見つかるとのこと。
砂浜に散らばる様々な貝。
ちょうど、クローバーの中から四葉を探すような心境でさくら貝を探す。

あった。
本物のさくら貝を見つけたら、今まで私たちが見つけたさくら貝と思っていたものが偽物だったということは明らかでした。
さくら貝は、文字通り桜色をしていて、やや透き通るような感じで、光沢もあり、ちょっと力を入れるとわれそうなくらい繊細なものでした。
この貝が持つ魅力というものにあっという間に取り付かれてしまいます。

さくら貝拾いはきりがありません。さくら貝拾いのプロという人もいるようです。そういう人たちは増穂ヶ浦を隅から隅まであるいて拾うそうです。
富来町には貝細工というものも盛んで、近くのお土産物屋さんには貝細工の絵や、工芸品等がみられました。

それにしてもこのさくら貝、どうして増穂ヶ浦だけに、そしていったいどこからどうやって辿り着くのでしょうか。
増穂ヶ浦でしかできないさくら貝ひろい、お勧めです。
冬に行く勇気のある方、是非ご一緒に。

 
<text:Chie Ubaura>
 

 

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